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どちらが良い?プレスリリースタイトル書き方のコツ

「プレスリリース作成でもっとも重要なのはタイトル!」ということを聞いたことはありませんか?

プレスリリースを受け取るメディアの記者が最初に目にするのがこのタイトル部分。
日々大量のプレスリリースを受け取る記者は、このタイトルを1秒〜3秒見るだけで「中身を読むかどうか」の判断を行います。ですのでタイトルは非常に大事!

とはいえ、一体どうすれば"プレスリリース的"に良いタイトルになるのでしょうか?
良いタイトル、悪いタイトルの事例から、タイトル作成のお約束までを一挙ご紹介します。

目次

どちらのプレスリリースが良いタイトル?

まずはこちらのプレスリリースのタイトルを御覧ください。

[A]沖縄産太もずくを使用したフコイダンクッキー 2000袋限定で3月1日に販売開始
[B]ソーシャルワイヤー株式会社が、いま女性に大人気のフコイダンを含有した「太もずくクッキー」を新発売!

いずれもよくあるプレスリリースのタイトルのように見えますが、いずれかのタイトルが"プレスリリース的"正解タイトルとなります。

それではその理由を探ってみましょう。

タイトルでしっかりニュースをアピールしよう

プレスリリースは"ニュースの素"です。プレスリリースを受け取った記者に「これは読者に伝えるべきだ!」「ニュース性がある!」と思ってもらわなければいけません。

では「ニュース性」とは一体何なのでしょうか?自分のプレスリリースには果たして「ニュース性」という物が入っているの?
「ニュース性」のあるプレスリリースタイトルは、たとえば以下のような要素が入っています。

必ず入れたい「状態変化を伝える言葉」

発売/オープン/開始/開催/コラボ/リニューアル/実施/追加/導入/変更/決定/発表/突破/締結 など。
「●●が、どうなる」「●●を、どうする」といったように、状態が変化するからニュースになります。状態変化を伝える言葉が無いタイトルは、オチのない漫才のようなもの。記者はそのプレスリリースをどう取り扱ってよいのか判断ができません。

「特別感」を出していこう

限定/臨時/世界一/業界初 など。
特別感を伝えることができれば、ニュース性を一気に高めることができます。限定情報のニュースは読者がメリットを得られるので、ニュースを掲載するメディアの価値向上に貢献できます。「世界一」「業界初」といった達成情報も、読者は新たな視点や気づきを得るという点で価値があります。
※「日本一」「世界初」といった言葉を使うときには注意が必要です。これらの言葉を使うためにはその「証拠」をプレスリリース内で示すことが必要です。

また、特別感の表現と混同しがちなのが「大人気」「激安」といった言葉。こういった曖昧で根拠の乏しい言葉は「広告的表現」とよばれ、記者が最も避けるプレスリリースとなります。
記事は広告と異なり「正確性」がもっとも重要視されます。万一誤った情報を掲載した場合、メディア全体の信頼性が揺らぐのももちろんですし、記者は社内で非常に怒られてしまうということもあります。ですので、人気を表現するには「売上●●突破」。安さを示すなら「●%OFF」といった、正確な数値で具体的に表現をする必要があります。

ネームバリュー/トレンドワードにのっかろう

知名度のある商品・企業名/芸能人の名前 など
大手企業のニュースが掲載されやすいのは、読者がその企業の情報を知りたいから。同様に知名度の高い商品名や、芸能人の名前などもタイトルに組み込む事ができれば強い武器となるでしょう。
(大手企業との提携や共同開発のプレスリリースは、ネームバリューを活用できるとても良いタイミングです。)

ネームバリューが活用できない場合には、時事ネタやトレンドネタなどを絡めていくことを考えてみましょう。
トレンドネタは、検索件数が増加傾向にあり読者のニーズが高い話題です。記者は、トレンドに関連するニュースを掲載することでメディアの読者数が増えることを期待しているので、トレンドに関連するニュースを求めています。
例えば、最近の大きなトレンドには「働き方改革」や「AI」「仮想通貨」などがありますが、伝えたい層に特有の小さなトレンドも探せばたくさん見つかります。

例えば20代への「納豆」のブランド認知を強化したいと思った場合に、夏のトレンドワード「海」と絡めた企画を考えるとして、「夏に海辺で食べたい食べ物ランキング、納豆は第●●位」といったアンケート調査レポートのプレスリリースを作成することもできますし、続いて「浜辺で納豆を食べるSNS写真コンテストを開催」といった企画のプレスリリースも作成できます。
(少々強引かもしれませんが。)

★トレンドは「Google Trends」(https://trends.google.co.jp/trends/)で調査することができます。期間を年単位に指定して年次の検索傾向を調べたり、複数の類似トレンドワードを比較したり、様々なトレンド調査を行うことができます。

タイトルは具体的に表現しよう

ニュース性をタイトルに盛り込むことができたら、そのニュースの対象者により伝わりやすく、イメージしやすくさせるように、表現を具体的にしていきます。

ターゲットを明確にしよう

ターゲット層(男女/年齢/価格帯)
季節(バレンタイン/クリスマス/夏休み/梅雨)
地域(イベントの開催地/直店舗の所在地)
 など。
このニュースは誰に届けるべき情報なのか、誰が価値を感じる情報なのか。更にそれを具体的にを表現していきましょう。

例えば30代中盤以降の女性を想起させる言葉として一時「オトナ女子」という言葉がよく使われましたが、これも短い言葉にターゲットを想起させる様々な情報が詰め込まれている秀逸な言葉と言えます。

数字を使おう

日付/金額/サイズ/シェア(業界一など)
過去との比較/他社製品との比較(○倍、○%など)

読者に凄さをわかりやすく想起させることができ、正確性の担保にも繋がる「数字」での表現は、記者がとても好みます。数字は積極的に使っていきたいところです。

タイトルは25文字*2行で!

プレスリリースを受け取る記者の環境に最適化するために、タイトルの長さはできるだけ「25文字*2行」に収まるようにします。

記者の多くはメール、またはfaxでプレスリリースを受け取ります。メールの場合「件名=プレスリリースタイトル」であることがほとんどで、メール受信ソフトの件名部分に表示できる文字数は25文字程度しかありません。
ですので25文字で記者の興味を引く内容が表現できていなければならないのです。

タイトルの前半25文字でピックアップされたプレスリリースは、次に後半の25文字が読まれ、そしてリード文も読まれるという流れになります。

25文字で表現するためには余計な装飾を極力削らなければなりません。
「です・ます」も削り、体言止めで表現していきます。

ちなみに、Yahoo!ニュースのトピックはなんと13文字で表現しています。
この13文字で必要情報を伝え、興味を引くタイトルを作り上げる技術はとても勉強になりますので是非一度御覧ください。
Yahoo! JAPAN ニュース トピックス一覧
(https://news.yahoo.co.jp/topics)

[答え合わせ]どちらのプレスリリースが良いタイトル?

それでは、これまでを踏まえて答え合わせを行ってみましょう

[A]沖縄産太もずくを使用したフコイダンクッキー 2000袋限定で3月1日に販売開始
[B]ソーシャルワイヤー株式会社が、いま女性に大人気のフコイダンを含有した「太もずくクッキー」を新発売!

良いタイトルは・・・
[A]沖縄産太もずくを使用したフコイダンクッキー 2000袋限定で3月1日に販売開始
になります。

[A]の良いところの前に、[B]の良くない部分を解説します。

  • 先頭25文字で内容が伝わらない
  • 「大人気」という広告的表現
  • 全体の文字数が若干多い(50文字以上)
  • いつ「新発売」なのかが記載されていない(情報の正確性)
  • (対象読者に知名度が無い場合)「ソーシャルワイヤー株式会社」部分はいらない

一方、シンプルに見える[A]のタイトルには、このような要素が組み込まれています。

プレスリリースタイトルの構成 
地域性と商品特徴を前面に出し、具体的な商材名を説明。
「沖縄」と記載することで、「沖縄の地域情報に興味のある方」「沖縄の食材に興味のある方」を最初にフックしています。
続く「フコイダンクッキー」は商品名ではありません(商品名は「太もずくクッキー」)
タイトルには商品名や会社名を入れたくなりますが、それらの言葉が具体的な意味を持ちづらい場合はバッサリと除外してしまいます。
「フコイダン」は褐藻類に多く含まれる食物繊維で、美容、健康、ダイエットを志向する女性は知っている、スモールトレンドワード。
「フコイダンクッキー」で「トレンドの取り込み」と「具体的ターゲットの設定」を行っています。
2行目の「2000袋限定」でニュース性を高め「3月1日」で内容の正確性、最後の「販売開始」で正しく状態変化を伝えています。

非常に短い文字数ではありますが、要素がギュッとつまり、意図を持った構成となっていることが見て取れるかと思います。

おわりに

プレスリリースがニュース掲載されるまでの流れは高校野球のようなトーナメント戦。
その1回戦目がタイトルです。

誇大表現も、奇をてらうような表現も必要ありません。
記者が読者に伝えたい!と思える内容を端的にタイトルで表現する」ことにつきます。

読者にとって価値のある情報はなんだろう?」を突き詰めて、1回戦を突破するタイトルを作っていきましょう!

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・プレスリリースを計画的に配信したいが、人手と時間が足りない
・自分たちでプレスリリースにチャレンジしたが、なかなか掲載されない
・記者と繋がりがない。プレスリリースの送り先がわからない